2021年6月01日、カリフォルニア州サンタクララ:製品エンジニアリングおよびライフサイクル・サービスのグローバル企業であるQuest Globalは、このたび、NVIDIAが同社をNVIDIA Partner Network(NPN)のElite Service Delivery Partnerに昇格させたことを発表しました。この最高レベルのステータスは、NVIDIAアクセラレーテッド・コンピューティング技術活用において優れた実績を示した組織に与えられるものです。今回の昇格により、Questは次世代のAIソリューションを顧客に提供することが可能となります。
今回の提携により、Questは、NVIDIAのプラットフォームやソフトウェア、新しくリリースされるソリューション、ワークショップ、NVIDIAによる随時の技術アップデートなど、早期にかつ幅広くアクセスすることができます。さらに、Questは、さまざまな地域にあるNVIDIAエグゼクティブ・ブリーフィング・センター(EBC)を利用して、NVIDIAの技術を用いた革新的なソリューションを紹介することができます。Questは、NPNパートナーとして、NVIDIAのAIプラットフォームを活用し、産業・製造分野を対象とした目視検査・欠陥検出を強化してきました。このソリューションでは、NVIDIA DGXシステムを使用してカスタムビジョンAIモデルを学習し、高速エッジ推論とトレーニングに展開することで、Questの顧客が迅速にPoCを行うことを可能にし、戦略的計画の向上と意思決定プロセスの強化を実現しています。
深層学習が組織のDXにおける重要なキーとなっている中、目視検査・欠陥検出ソリューションは、NVIDIA GPUを活用し業界横断的に現場の様々な問題を解決するQuestの技術を示すものです。Questは今後も自動運転・コンピュータ視覚処理・検査・故障予知・物流・ドローン・ロボティクスなどに適用可能なAI開発に引き続き取り組んでいきます。
Questは、NPNの一員であることとは別に、世界で最初に「NVIDIA Deep Learning Consulting Partnership Program」に選定された企業の1つであり、2018年からは「NVIDIA Jetson Partner Ecosystem」の一員でもあります。Questは、革新的技術の1つであるCTスキャン画像からの肺がん結節の検出を、NVIDIA Jetson edge AIプラットフォームを用いて開発致しました。このソリューションは、放射線科医の臨床診断サポートやがん検診アプリケーションで使用するために開発されたもので、JetsonプラットフォームをDeep Learningトレーニング及び検証に活用し、従来の画像処理方法と比較してCT画像の解析精度を高めるモデルを開発しています。
“NVIDIA社の米国パートナー組織担当副社長であるクレイグ・ワインスタイン氏は、「NPN Elite-levelのステータスは、人工知能、機械学習、深層学習の分野で専門性を発揮してきたパートナーに与えられるものです。”Questは、NVIDIAのAI技術をベースにしたソリューションやサービスの開発において、強力な協力者です。”
Quest Global社のHead – Digital Innovation and Hi-TechであるKrish Kupathil氏は、「NPN Elite partnerの地位を獲得できたことを非常に誇りに思います。これは、お客様が当社に期待している、業界をリードする次世代AIおよび深層学習ソリューションを提供するという当社のコミットメントの証です。当社は、NVIDIAのAIプラットフォームを活用して、ヘルスケア、産業、エネルギー分野などにまたがる多様な垂直方向のデジタルトランスフォーメーションを加速してきました。私たちは、NVIDIAと密接に協力して、あらゆる業界のお客様に技術主導のビジネス成長をもたらすことを楽しみにしています」と述べています。
Quest Globalは、20年以上にわたり、航空宇宙・防衛、自動車、エネルギー、ハイテク、医療機器、鉄道、半導体などの業界で世界的に有名な企業の多くから、製品エンジニアリングおよびライフサイクル・サービスのパートナーとして信頼を得ています。世界13カ国に55のグローバル・デリバリー・センターを持ち、11,450人以上の従業員を擁するQuest Globalは、機械工学、電子工学、ソフトウェア、デジタル・エンジニアリングのイノベーションを融合し、より安全でクリーンで持続可能な世界のためのソリューションをエンジニアリングする最前線にいます。Quest Globalの深い専門知識とデジタル技術は、お客様が製品開発やイノベーションサイクルを加速させ、新たな収益源を生み出し、消費者体験を向上させ、製造プロセスやオペレーションを効率化するのに役立ちます。
Anto T Ouseph: [email protected]