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3D配線設計の自動化に向けた電気配線ツールの開発

スコープ

お客様は電気配線ツールを開発し、3D配線設計のサイクル時間を短縮したいとお考えでした。

 

開発フェーズ:

  • ハーネスワイヤアセンブリへの入力情報収集
  • ハーネスの作成
  • フォームボードの作成
  • 出力ファイルの生成
  • TCEへの出力ファイルアップロード

 

また、アプリケーションをインタラクティブモードで操作する際のUI開発も要件のひとつでした。

 

アプローチ

鉄道分野を専門とするQuestのエンジニアが、以下のアプローチに従ってプロジェクトの進行を担当しました。

  • CTLコンテキストファイルの自動作成
  • マスターワイヤリスト入力ファイルから、ハーネスワイヤの詳細データを収集
  • HRN & CMPファイル作成
  • ハーネスアセンブリファイルの自動作成
  • フォームボードファイルの自動作成
  • ハーネスアセンブリから出力ワイヤの長さデータを抽出
  • TCEへの出力ファイルアップロード
  • UG NX、Visual studio、TCE(Windows 7プラットフォーム)などのツールを活用

 

結果およびそのメリット

Questは機関車ハーネスの設計を通じて、60%ものサイクル時間短縮を実現。アプリケーションでワイヤアセンブリの過去データをTCEに保存することでワイヤ長の最低要件を最適化し、このデータをもとにより広い設計領域を模索しながら堅牢なシステム設計へと仕上げることに成功しました。