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ローカル/グローバル・デリバリー・モデルで持てる価値を最大化

Steven Nelson            2016年9月9日

 

オランダのプロフェッショナルファームKPMGによる調査では、航空宇宙&防衛(A&D)分野の上級幹部76名のうち41%が「成長することが最優先」と考えていると発表されました。しかし、成長を望む反面で同時に「コストおよびパフォーマンスの管理が大きな懸念」という共通認識も。KMPGインターナショナルの総会長であり、A&D分野の工業生産/グローバル代表を努めるダグ・ゲイツ氏は以下のように述べています。

「A&D企業は成長が遅い分野のコストに目を向けながら、新しい分野でどれだけ利益と成長のバランスを追求できるかを考えなければなりません。経営層の方々は、コンフォートゾーンを抜け出して新しいアプローチを実践する、新規パートナーを見つけるなどを試してみると良いでしょう。新たなチャンスを常に開拓していくことで、急速かつコストを抑えた成長が期待できるはずです。」

 

これらの企業ではローカル/グローバル・デリバリー・モデルを採用することで、エンジニアリングデザイン、プロトタイピング、テスト、サプライチェーン管理、製造後の導入サポートなどのコストを抑えながら、同時に価値を創出することが可能となります。ローカル/グローバル・モデルは異なる国家地域・タイムゾーンに属する2つのチーム間で業務を実施するモデルで、ローカルチームはお客様拠点の近辺でニーズの把握や日々のコミュニケーション、その地域独自の文化的ニュアンスの理解などを担います。現地での豊富な経験と高い競争力を持つチームを配置することで、より迅速かつ適切なお客様対応を行うことができます。またチームは必要な知識、エンジニアリングスキル、顧客理解など各分野に長けた人員でマルチに構成。このローカルチームがグローバルチームと密にコミュニケーションを取ることで、各メンバーの多様なスキルを生かしながらスケーラブルかつ低コスト、高品質のプロジェクト遂行が可能となります。

 

ローカル/グローバル・デリバリー・モデルは、客先近くにプログラム管理を行う技術窓口を、そして実働部隊をオフショアに置き、本来の能力と可能性の適切なバランスを追求したモデルです。 

 

ローカル/グローバル・デリバリー・モデルの主なメリットは以下の通りです。

 

  1. 納期の短縮、コスト・無駄・在庫の最小化
  2. パフォーマンス、費用対効果、コンプライアンスの最大化
  3. 効率、生産性、品質向上
  4. サービスレベルおよび付加価値サービスの最大化
  5. お客様ニーズにできる限り対応
  6. より複雑なパッケージの「オフショア化」も可能に
  7. 比較的低価格でのプロジェクト遂行

 

QuESTでは最大顧客5社のうち3社でこのモデルを採用しています。各お客様拠点のローカルチームには必ず業界に精通した現地スタッフを配属し、オンサイトコーディネーターがお客様との技術窓口としてプログラムの品質管理を担当します。グローバルチームは通常インドを拠点としており、お客様側の標準規格やプロセスに沿って低コストでプロジェクトを進めていきます。納品物はすべて、納品前に技術スペシャリストが厳密にチェック・承認した上でお客様にお渡しします。QuESTでは納品物の品質を保証するため、各プロセスの作業はもちろん、ワークフロー全体のコーディネートと全リソースの管理も徹底しています。エンジニア側で150FTEを要する強化型プロジェクトの場合は、QuESTのこのモデルを採用することで60%のコスト削減が期待できます。

 

QuESTのローカル/グローバル・デリバリー・モデルにご興味をお持ちのお客様はぜひ当社までお問い合わせください。各企業・組織形態に応じた最適なモデルをご提案いたします。

 

著者:Steven Nelson

steven.nelson@quest-global.com

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The following chart gives an idea into how the model works in the case of a new product introduction (NPI) cycle.

Source: QuEST Engineering Value Chain